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学芸員日誌
別当賀の秋田木材(平成15年10月号)

 秋田木材株式会社という秋田県能代に本社があるこの会社は、明治時代から昭和初期にかけて根室と深い関係にあり、「あきもく」と呼ばれ親しまれていました。
 秋田木材は明治40年に別当賀の水戸徳川家が所有していた山林を買い、大きな製材工場を建て材木の生産を始めました。この工場は現在の国道44号と別当賀川が交差する所から200メートル南の地点にありました。明治時代末には、他に駅逓・学校・商店・床屋・料理店など100戸程の家が並んでいたそうです。
 現在では雑草が生えているだけで、当時を想像するのも難しい場所ですが、坂を上がった木立の中に「別当賀山林由来記碑」という石碑が建っており、僅かに当時の面影を偲ぶことができます。また他に秋田木材は、明治44年には根室市街地近くに発電所を建て、市街地に電気を供給し始めました。これが根室の電灯の始まりです。その後昭和6年に根室町が発電所を買収するまで、電気事業は続けられました。
 秋田木材別当賀製材工場は、大正時代中ごろに標津の忠類に移転し、さらに大正9年に鉄道が釧路方面から別当賀駅まで開通したことによって、集落が現在の別当賀駅周辺に移っていきました。
 一つの工場や一本の鉄道によって、集落が新たにできたり消滅していった歴火を、この秋田木材や根室本線の開通が如実に物語っています。
 (主任学芸員 川上 淳)
別当賀の秋田木材の写真 





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