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学芸員日誌
北海道歴検真図の根室(平成15年12月号)

 この絵図は、 江戸時代の終わりに近い安政3〜5(1856〜1858)年に、 幕府の命令により蝦夷地や樺太の地理調査を行った目賀田守蔭が描いた根室の風景画です。 最初は 「延叙歴検真図」 として作成したものですが、 明治維新後の明治4年に開拓使の要請で目賀田自身が再写したのが、 この 「北海道歴検真図」 です。
 海の向こうにはクナシリ島が描かれ、 根室港には舟が4艘程浮かび、 弁天島には鳥居と社が建っています。 西方(左)には家屋や倉庫らしき建物が道路に沿って並んでいます。 この道路は花咲に行く道だと思われます。 絵図中央には、 入り口に大きな門があって柵が巡らされた所と、 これに接して東方(右)に大きな建物が数軒あります。 これは、 当時仙台藩が根室の警備をしていたので、 その役所である陣屋と考えられます。
北海道歴検真図は、 国立公文書館内閣文庫・市立函館図書館・北大附属図書館などで所蔵されているのは知られておりますが、 今回紹介するのは栖原角兵衛が持っていたもので、 現在和歌山県立図書館にある史料です。 紀州出身の栖原角兵衛は、 江戸時代から明治にかけて、 蝦夷地・樺太・エトロフ島等の場所を請け負っていた大商人です。
 江戸時代の根室を描いた絵図は、 僅かしか残っていません。 その中でもこの絵図は青・緑・茶などの色が付けられ、 きれいであるばかりか正確に当時の根室の様子が描かれていて、 幕末期の根室を知る貴重な史料と言えます。    
 (主任学芸員 川上 淳)
 




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