サイトマップ ヘルプ 前にもどる
文字の大きさを変更できます
ホームページ内検索 
ホーム専門情報イベント情報へくらしの情報へ根室市の情報へお問い合わせはこちらから
現在の位置: ホーム > 専門情報 > 各課ホームページ > 水産研究所

ハナサキ・プログラムとは?

ハナサキガニは、オホーツク海周辺のカムチャツカ、サハリン、千島列島、そして根室半島周辺に分布します。根室半島周辺海域では、ある年齢以上のハナサキガニは見られなくなります。三角水域に移動して再生産活動に加わっている可能性があります。だとすれば、根室半島周辺海域と三角水域との資源を、上手に利用する必要があります。しかしこの北方四島海域はロシアに実行支配されているため、日ロの協力による資源管理ができません。その結果、横行する密漁密輸による過剰漁獲のために、ハナサキガニの資源量は、禁漁を必要とするレベルまで減少しています。

ハナサキガニ資源を回復させるにはどうすればよいのでしょうか?我が国の沿岸漁業とパートナーとなって協力して資源の管理と回復に取り組む、健全なロシア沿岸漁業の成熟にどのように協力できるのでしょうか?またハナサキガニは、三大ガニと呼ばれるタラバガニ・ケガニ・ズワイガニと比べると分布と資源量が限られているためか、流通における評価は高くなく、その資源価値は十分に活かされていません。

ハナサキガニ資源の価値、とりわけ味覚観光資源としての価値は、その地の食と味の文化に根ざしたものでなければなりません。そのためには、ハナサキガニをめぐる根室の食と味の文化を深めることが必要です。これは、市民・住民が主体となって可能になる、文化のレベルでの“地域づくり”に他なりません。このためには、地域の知的財産を開発する研究、ハナサキガニの味覚文化を深めるための研究、市民や子供たちへの啓発活動などが不可欠です。

ハナサキガニを巡るこれらの問題は、根室の漁業を再建するために、そして味覚観光都市を目指す街づくりのために、根室が解決しなければならない問題に他なりません。問題を解決するには、広い意味での研究開発が不可欠です。幸い根室市には、カニの基礎研究を積み重ねている根室市水産研究所と、水産物の価値を引き出すための利用加工技術の研究開発を進めている根室市水産加工振興センターがあります。そしてさらに市民の間には、国際的な水産・海洋科学をサポートする活動を10年以上続けてきた、エネルギーと知識があります。

ハナサキ・プログラムは、地域としての根室が持つこれらの潜在力を活かして、ロシアとの国際共同研究を含む研究開発を進め、ハナサキガニを巡る問題の解決方法を探り当て創り上げ、漁業と地域の将来展望を切り拓こうとするものです。またハナサキガニを巡る問題を、ロシアとの共同研究を通じて解決する努力は、領土問題を戦争ではなく話し合いで解決するために必要な、隣人との平和な共存共栄への努力の一つであり、領土問題解決への展望を切り開く努力の一つです。

ハナサキ・プログラムが企画し推進しようとしている研究・啓発活動は、その裾野は学校でのハナサキガニの飼育観察や磯観察、味覚への関心を深めるためのカニの利き味コンテストから、地域の知的財産を開拓するための市民・市内企業技術者が参画する研究開発、問題の所在を探索しその解明を目指す市民の科学活動、そして最先端の研究についての大学などへの委託研究まで、幅広い内容を想定しています。その特徴は、国あるいは都道府県レベルでの普遍性志向の研究開発とは違って、地域のための、地域でしか真価が発揮されない知識と知的財産の開拓を目指す点にあります。また、研究活動の企画は、市民と市内の技術者からの提案と参画にたいして、開かれたものにしたいと考えています。

このページに関してのお問合せについては、水産研究所まで
水産研究所へのお問い合わせ水産研究所の業務内容各課ホームページ一覧
前にもどる ページの先頭へ



ホーム | サイトマップヘルプご意見・ご要望 

【分野別メニュー】 専門情報 | イベント情報 | くらしの情報 | 根室市の情報

〒087-8711 北海道根室市常盤町2丁目27番地 電話 0153-23-6111(代表)
メール
ホームページについてのお問い合わせは、総務部情報管理課まで

Copyright (c) nemuro city All Right Reserverd.
ホームページ内検索