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学芸員日誌
ヒグマ (平成15年11月号)

 昨年度、根室市教育委員会が「根室半島陸生哺乳類調査報告書」を発行しましたが、その中で「ヒグマ」についても触れています。足跡の大きさなどにより根室市内には少なくても3頭のヒグマが生息すると述べています。
 「今年はヒグマの痕跡等の目撃情報が異常に多い」と先月の新聞にチラシが入っていました。このような例は過去にもありました。1982年がその年で、11件の情報がありました。しかし、ヒグマに関する情報も必要ですが、ヒグマの餌となるヤマブドウ、コクワ、サケ等が、豊作(漁)なのか不作(漁)なのかも記録として残していた方が良いでしょう。それによりヒグマの動向がある程度わかります。
 ヒグマとうまく接する方法は、絶えず物音に注意すること、臭いに注意することが大切です。何かに夢中になれば、注意を怠ってしまいます。私は夜、コウモリ調査で温根沼の森に時々入りますが、コウモリが仕掛けた網に掛かった時には夢中になり、注意を怠りがちになってしまいます。今までに事故に遭われた人々は、必ず何かに夢中になっていたのだろうと思います。根室は、チラシにあったように東和田−厚床間でいたるところで出没しています。つまり、冬季を除いては何時ヒグマにあっても良いわけで、それでいてヒグマを発見しづらいのは、ヒグマのほうが人間より嗅覚が鋭いので、人間が気づく前に、ヒグマが人間の方に気づいているに他なりません。人間に対してある程度距離を保って生息しているはずですが、風下からヒグマに認識させないで近づき、ヒグマとばったり出くわすので事故にあわれるのだろうと思います。
 根室は平坦で42.4%が森林です。どこからヒグマが現れても良い訳で、くれぐれもばったり出くわすのだけは避けたいものです。
 (主任学芸員 近藤 憲久)
 

  ※2000年8月、温根別川河口でカレイ網に掛かって死んだヒグマ


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