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特集 防災わが家の危機管理

藤原市政1期目所信表明(要約)

 第3回定例市議会が、10月16日から30日までを会期に開催されました。
 先月行われた根室市長選挙で初当選を果たした藤原弘市長は開会にあたり「新しい世紀を迎えようとしているこの時に、市長として舵取りを進めていく役割を担うことになりましたが、この重責を深くかみしめ、根室市発展のため全力をあげ、市民皆さんの負託に応える決意です。市民皆さんが、市政に対して望み・期待している「市政の変革」を進め、元気のあるまちづくりを目指します。」と述べ、所信を表明しました。
 当市は、まちづくりの根幹をなす「第七期根室市総合計画」を、平成7年度から10カ年計画でスタートさせていますが、当市の財政事情は極めて深刻な状況下に置かれており、実施計画については、主要事業の先送りや縮小を余儀なくされています。
 私はこの様な状況を踏まえ、財政健全化を進め、実施計画については、市民皆さんのご理解を得ながら、見直すべきものは見直し、事業の取捨選択を行い、新たな発想のもと出発しなければならないと考えています。
 しかしながら、こうした困難な時代であるからこそ、少しでも将来展望の見える夢のある行政のため私は、地域の独自性の高い政策は、市民皆さんとともに考え・創っていく透明性のある行政を進め、国や道との連携が必要な政策については、多方面にわたる人材を生かし、政策を実現するためあらゆる可能性を追求していきます。
 そして、誰もが「根室に住んで良かった」・「これからも根室で暮らし続けたい」と願うような21世紀型のまちづくりを、市民皆さんとともに協力し合い、共に汗して働く「協働」により築くため、全力を尽くしてその職責を遂行していきます。


市政執行の基本姿勢 
 市政は経営感覚が必要です。いま何が必要か、何を優先すべきかを充分論議し、市政全体を建て直してそれを次の世代に引き継ぐ、市民本位の市政に変革を進めます。
 市民参加型行政の推進として、「まちづくりの主役は市民である」との基本理念のもとに、協動でまちづくりを進め、迫力ある行政の推進のため、あらゆる戦略を駆使し可能性を追求する姿勢で事案に対処し、大胆なリーダーシップでスピードある行政を進めます。 

当面する重要課題   財  政  問  題 
  当市の財政は、ここ数年連続して多額の財源不足を生じ、極めて硬直化した深刻な財政状況です。
 このため、既存施策の点検・再評価し、事業として継続するのか、計画変更・休止・中止するのか、徹底した事務事業の見直しを行い、事業の優先度、緊急度を勘案し、市の活性化につながる施策事業は、積極的に推進します。
 また、税収体制の強化を図るとともに、計画性のある市債の発行などを含め、徹底した経費の節減に努めます。

市立根室病院の経営健全化
 市立病院は、施設の老朽化・狭隘化、医師の安定的な確保が困難な状況から、入院患者の減少など厳しい経営状況が続いています。
 このため、経営基盤の強化と経営の健全化に努め、地域センター病院としての機能を充実し、少子高齢化の進展など医療を取り巻く環境の変化と、多様化する医療ニーズに的確に対応できる体制の整備を図り、市民の健康を総合的にサポートする拠点として、市民に信頼される病院を目指します。
 特に、短期出張医師の固定化の拡大については、東京医科大学の理解とご支援を得ながら、東京医科大学や道内における医科大学に協力を求めて、医師の安定的な確保に努め、市民要望の多い循環器系内科医の配置、麻酔科、耳鼻咽喉科の常設化や泌尿器科、皮膚科など、診療体制の充実を図ります。
 さらに、高度医療機器の計画的な導入を進め、医療供給体制の整備による収入の確保と業務執行の合理化・効率化による経費の節減などに努め、経営の健全化を進め、また、庁内にこれらを総合的に検討するプロジェクトチームを設置し、病院経営基盤の強化と経営健全化に取り組み、老朽化、狭隘化が進んでいる病院整備の方向性について、新病院の建設を視野に置き、検討を進めます。

下水道に係る問題
 下水道事業は、都市生活に密着した欠くことのできない事業です。国の整備7カ年計画に基づく整備促進を図り、水洗化普及の向上による料金収入の増収を図ります。
 また、し尿処理施設の老朽化に伴う維持管理費の増嵩に歯止めをかけるため、下水終末処理場で共同汚泥処理が図られるMIX(ミックス)処理事業に積極的に取り組み、事業の効率的運営を展開し、問題の打開を図ります。

国民健康保険事業の健全化
 国民健康保険事業は、高齢者と低所得者階層の割合が高いなど、構造的な問題が山積している状況の中で厳しい運営が続き、国保会計の健全化は、重要な課題です。
 このため、自主財源である保険税収納率向上の体制強化を図り、国保総合健康づくり推進事業を積極的に推進し、医療費の適正化対策に努め、国保制度の抜本的対策の確立に向けて、国、道に対して強く要望します。
まちづくりの方針 
行政改革の推進
 簡素で効率的な行政の運営を確立するため、組織機構、事務事業の見直し、職員定数や給与制度の適正化、企画政策担当セクションの設置、市民係・戸籍係など窓口業務の時間延長、職員研修の充実・強化をします。
 また、市政への市民参加を促進するため、各種モニター制度の創設、各種審議会等へ女性を登用するほか、情報公開条例を来年度より実施し行政の透明度を高めます。
産業・経済
 市内産業はいずれも厳しい状況に直面しており、新たな産業基盤づくりのため、行政がリード役を担っていく必要があると考えます。
 市内産業については、産業の複合化・クラスター構想の推進を進め、道内・国内・世界にも通用する、厚みのある多用な産業群の形成に努めます。
 北方四島周辺海域での安全操業の拡大については、拡大充実と漁場整備、資源管理については、日ロ共同で実施できるよう、国、道に対し強く要望していきます。
 また、沿岸漁業対策の推進、栽培漁業センターを設置するなど、沿岸振興策を強力に展開するほか「海域拠点栽培漁業センターの設置」に全力で取り組みます。
 漁港の整備については、安定した漁業基盤の充実のため、漁港の整備促進を、国、道に対し要望していきます。
 水産加工業への支援については、高技術化を目指し、情報関連技術者の雇用など体制整備を図り、融資や補助制度を含めた支援を行い、水産業クラスター形成に努めます。
 酪農業については、家畜糞尿処理対策、農業パワーアップ事業を促進し、農村景観の整備、ヘルパー制度の拡充、経営安定化対策、基盤整備の促進や後継者育成対策などを強化し、魅力ある酪農経営が展開できるよう支援します。
 観光の振興については、観光地の整備を促進するほか、滞在・宿泊型観光を目指し、観通年型観光地の形成、民間宿泊施設等を整備拡充し、観光地経営の発想で、魅力ある街並みづくりに努力します。
 カニ類の水族館建設については、ねむろ観光の代表的な味覚である花咲ガニなどを鑑賞できる水族館の建設に努めます。
 商店街の近代化と活性化対策については、商店街の近代化を進め、福祉施策や観光事業ともジョイントした対策を実施します。
 雇用対策と雇用環境については、ハローワークとの連携による雇用相談機能の充実、勤労者福祉の向上のため、行政・商工会議所・労働団体間の情報交換・協議の場をつくります。
 産業廃棄物対策については、関係機関・業界とも十分協議を重ね、対策を進めます。
 社会的問題の座礁外国船の撤去経費等については、市長会などを通じ、国に対し支援制度の創設を目指し、強く要望していきます。
国際化と北方領土問題
 当市においても、対ロシア極東地域を中心とした貿易の進展、ビザなし交流における人的交流、海外姉妹都市との交流など、国際化の流れに併せ、インフォメーションセンターの活用、公共サインボードの整備、ガイドブックの作成など、外国からの来訪者にやさしいまちづくりを進め、国際化に対応した基盤づくりを進めます。
 北方領土問題については、ここ数年が最も重要な時期と考え、地元最優先主義の立場で、ビザなし交流への市民参加、元島民の権益の補償、人道支援のための窓口の設置などについて、国、道に対し強く要望し、北方領土の返還を見据え、北方四島との交流・開発の拠点として対応できる施設や機能を持ったまちづくりを進め、整備経費については、国や道に対し特別財政支援対策を強く要望します。
保健・医療・福祉
 市民の健康づくりのため、保健医療に対する多種多様なニーズを把握し、市民に密着した保健活動を推進し、活動の拠点施設として保健センターの整備、乳幼児医療費助成事業の通院費助成対象年齢拡大の早期実現に努め、母子通園センターの設置を目指します。
 医療については、市内の医師会、歯科医師会、薬剤師会等と十分に協議・連携し、地域医療の機能分担と高度化を図ります。
 高齢者福祉については「根室市保健福祉計画」を見直し、老人保健施設・老人福祉施設の整備を進め、平成12年度から施行される介護保険制度の対応は、重要な課題と位置付け、組織体制の整備、民間活力の活用を含めた介護サービス基盤の整備、介護認定の体制整備、介護サービスの担い手となる人材の確保などに取り組みます。
 医療、福祉関係の技術者、資格者などのマンパワー確保については、関係機関に強く要請していき、高齢者や障害をもつ方や家族が、安心して暮らせる心優しい福祉のまちづくりを進め、福祉活動の活性化を推進します。
都市機能と生活環境等
 都市機能については、北海道横断自動車道根室線、地域高規格道路根室・中標津道路の整備促進など、総合交通ネットワークの計画・整備を推進します。
 重要港湾根室港については、計画的に整備を進め、CIQの充実と、海事関係機関の合同庁舎の新築を、国に対し強く要望し、新たに四島開発のバックヤード形成に向けた施設整備・花咲港区後背地整備を進めるほか、コミューター空港の早期実現に努めます。
 生活環境等については、市営住宅の建替、道営住宅の新築を国、道に対し要望するなど、公共賃貸住宅再生マスタープランに基づき、良好な居住環境を整えます。
 ライフラインの上水道については、今後とも「良質で安全な水の供給」と「災害に強い水道の構築」を目指し、整備充実を図ります。
 市民の憩いの場として、また、災害時の避難場所として大きな役割を持つ公園緑地については、「緑のマスタープラン」に基づき整備を進め、現在整備中の総合運動公園については、見直しを図り、利用計画を立案します。
 環境衛生については、リサイクル運動助成制度の創設、リサイクルセンターを設置し、ダイオキシン対策については、北海道が示した「ごみ処理広域化計画」に基づき、根室管内の一市四町で協議を進めます。
 春国岱の環境保全については、市民と経済団体、行政が連携した推進母体をネイチャーセンター内に設置し、情報提供、交流機能、体験型の環境学習を進める拠点として機能・役割の充実を図ります。
 ラムサール条約の登録については、地域の漁業者、土地所有者との合意と関係町との連携のもとに、指定する方向で検討していきます。
 さらに治山・治水・海岸保全事業を計画的に進め、防災対策、ロードヒーティング化による交通安全対策、救急・救助体制の強化などを積極的に推進し「根室市安全で住み良いまちづくり条例」を制定し、安全の確保に努めます。
教育・文化・スポーツ
 学校教育行政推進については、義務教育施設および教職員住宅の整備、父母負担の軽減、児童・生徒に対するスクールカウンセラーの設置拡大などの充実を図り、教育・学習環境の整備を進め、根室西高等学校の改築促進、市内高校二校体制の維持に取り組みます。
 社会教育行政の推進については、次代を担う青少年の健全な育成、活力ある地域づくりを目指した「根室市社会教育計画」の着実な推進、生涯学習環境の充実、博物館の建設促進などに取り組み、文化の振興・市民文化の創造を促進します。
 さらに「生涯スポーツ」の普及振興を図るため「根室市スポーツ振興計画」を基本とし、社会体育施設の整備充実、市民のスポーツ活動支援・環境整備を進め、所管する教育委員会と十分連携を図り取り組みます。

 以上、今後の市政執行の基本姿勢と所信を申し上げましたが、個々の施策事業の実施については、実施可能な施策、実施の目処を立てる施策、将来の方向づけをする施策を、私の任期中に明確にしていきます。根室市を取り巻く諸情勢は極めて厳しいものがありますが、根室市発展のため、全力を尽くし問題解決に取り組みます。



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