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特集 防災わが家の危機管理


 大きな災害が発生。関係機関は少しでも被害を少なくしようと懸命な活動を展開します。
 しかし、地震や津波などの災害は瞬時に発生し、しかも広範囲に及び被害が及ぶため、関係機関だけでの活動では全てに対応することはできません。
 そこで、大事になってくるのが各家庭での備えや、心がまえなのです。
 阪神・淡路大震災は皆さん記憶に新しいことと思いますが、根室も根室半島沖地震や北海道東方沖地震により大きな被害を受けています。もう一度防災に対する危機管理を考えしっかりとした備えをしましょう。


 
  ひとくちに災害と言っても、様々な状態があります。
 今年の根室は、低気圧や台風による大雨の被害が多いようですが、このほかにも、暴風・洪水・高潮・地震・津波・噴火・火災・爆発・地すべり・山崩れ・崖崩れ・竜巻などのほか、冷害や霜害などの異常も災害に含まれるのです。
 この中には地形や気候的な理由により、根室ではまず発生しないだろうと思われるものもありますが、防災で一番かんじんなのは「安全を過信しない」ということですので、常にあらゆる事態を想定した準備が必要となってくるのです。
 次に大事なのが、自分の住んでいる地域の状況をしっかり把握するということ。
                                                                    
 その中でも案外知らないのが、いざという時の非難先。あなたは自分の非難場所を知っていますか?
 また、地域の中には寝たきりのお年寄りや体の不自由な方など、災害時に手助けが必要な人もたくさんいます。
 また、最近市内にもたくさんの外国人が住むようになりましたが、地域の情報にうとい方にも手助けが必要です。
 そのほか、災害時にはいろいろな資機材が必要となりますが、その中には民間の方が持っている物や技術もたくさんあります。
 さらに、倒れやすい塀やアンテナ・看板・自動販売機なども普段から注意して見ておくと、いざという時の被害を最小限に防ぐことができます。


 
  さて、阪神・淡路大震災は我々にさまざまな教訓を残しましたが、その中でも、「地域の人々が協力し合って防災活動を進めることが大切」というのが大変重要です。
 特に、日頃からコミュニケーションが図られていると、災害時の捜索救出に役立つばかりでなく、消火活動などにも大きな力を発揮します。
 そのためにも、住民自身が自ら作る自主防災組織で街を守ることが必要となります。
 しかし、根室市の自主防災組織は、現在13町会(12組織)と11%の組織率で全国平均の47.9%と比べても大きく遅れています。
 道東は災害が多い地域(特に地震・津波)と言われていますが、災害を起こさないようにすることは不可能です。
 しかし、地域が一体となって災害に強い街づくりを進めることはさまざまな地域活動の中でも原点と言えるでしょう。
 市では、このような自主防災組織を作るお手伝いをしていますので、気軽に相談をしていただきたいと思います。


 
 この変わった名前の車。正式には「消火・通報訓練指導車」と呼ばれ、財団法人日本宝くじ協会より、全国で10台の内の1台が8月25日に寄贈されました。
 この車は、その名のとおり消火・通報訓練用の各種機材が装備され、災害等の防災訓練に使用し、住民の防災意識の啓発に努め、適切な行動がとれるよう訓練することを目的としています。
 主な装備としては、消火訓練用として水を充填し、繰り返し使用可能な消化器を20本積んでおり、水を充填するためのコンプレッサー及び発電機も積載しています。
 119番通報訓練用としては、模擬の消防指令台に2台の電話装置が接続され、住民の皆さんが火災や急病の際、その状況や場所を正しく、そして速く119番通報ができるように訓練するための装置が積載されています。
 また、訓練の様子を録画、再生し、その場で見たり、災害時のビデオを見せるために、ビデオカメラ、ビデオデッキ及び29型のモニターも装備されています。
 そのほか、訓練本部用テント1張り、拡声器、各種説明用パネルなどが積載されており、電源も車両に積載されている発電機を使用するほか、車両のバッテリーや家庭用電源も使用できますので、屋外、屋内を問わず、どこへでも出向いて訓練を行うことが可能です。
 さて、この「宝くじ号けすゾウくん」、9月9日光ケ丘町会での消火・通報訓練が初出動となりました。
 この日会場となった西浜団地第二公園には、光ケ丘町会(金浜慶治会長)の住民と付近にある西浜児童会館に通う児童ら35人が参加しました。

                                                                                  
 最初に行われた消火器訓練では、消防本部の城野警防課長から取扱の説明を受けた後、参加者全員が消火器を手に取り、実際にレバーを握り放水を行いました。
 家庭に消火器があっても、触るのは初めてという人が多く、参加した主婦からは「火災は出さないのが一番ですが、万一ということがありますからね。使い方は今日の訓練で分かりましたが、話を聞いている内に、期限が切れていないか気になってきました」と関心を持つきっかけとなった様子です。
 続いて行われたのが通報訓練。最初に消防署の職員が見本を示したあと、参加者が挑戦します。
 指導にあたった城野警防課長は「一見簡単に見えますが、実際の場面ではあわてる人が多く、なかなか状況が伝わりません。見ている状態をきちんとした情報(言葉)にするのは案外難しいんですよ」
 最初は自分の家が火事になった事態を想定。火事か救急かの区別、場所、けが人と逃げ後れの人がいるかの確認、目標物、通報者の名前、住所とてきぱきと進みます。
 これは、通報内容が決めているのと、内容が簡単のため体験した人のほとんどが合格。2回目は目の前に出されたパネルを見て、その内容を伝達通報する訓練です。
 パネルに描かれたイラストの種類は3つ。・火事で逃げ後れたお年寄りがいる。・家の中でお年寄りが階段から滑り落ちてけがをした。・交通事故が発生。一台は炎上、もう一台には負傷者が閉じ込められている。
 パネルが出ると消防の通信担当者がさまざまな質問をしてきますが、なかなか正確に答えられません。
 正確な情報を提供することは、緊急の救出活動を行うのに大変役立ちます。
 訓練に参加した八戸由美子さん(西浜町3丁目)は「こうした訓練には初めて参加しました。通報訓練も今日は上手くできましたが、本番になると自信はありません。きっとあわてるでしょうね」との答え。
 防災に関して家庭で注意していることはありますか?と聞くと。「あまり無いですね、地震になったら、机の下に隠れなさいって子どもに言うくらいです。でも、こうして訓練を行うことは大事ですよね。この次は地震の体験をしてみたい」と防災に対しての興味を持った様子です。
 ひととおり、通報訓練を体験したあと城野警防課長より講評を兼ねた話があり、その中で特に携帯電話による通報の際の注意がありました。
 これは、現在のシステムでは携帯電話を使用しての119番通報は、まず、釧路の消防本部に通じるため、必ず根室市からかけていることを先に言って欲しいということです。特に、昭和町や栄町など釧路市に同じ音の地名がある場合は紛らわしくなるため確認が必要です。
 このようにして、消火・通報訓練も初めての人が多かったようですが、順調に進み約1時間程で終了となりま した。
 市では消防本部と合同で、今回のように「宝くじ号けすゾウくん」を活用し、正しい消火器の使い方と、速く、正確に119番通報する訓練を各町会や自主防災組織、学校、職場に出向いて実施します。
 また、消火・通報訓練のほか、応急処置訓練などを組み合わせて実施することもできます。
 参加者を集めればすぐ実施可能ですので、防災活動を身近なものとし、より活性化させるためにも気軽に係までご連絡ください。


 
  自分の家庭でも防災計画を立てよう。
 ずいぶんと大げさな言い方ですが、まずは家族皆で防災について話し合うのが大切なこと。
 いざというときに話をしていても間に合いませんし、家族が全員揃っているかどうかも分かりません。
 話し合いにわざわざ時間を取る必要はありません、食事の後でお茶でも飲みながら気軽に話し合って下さい。
 そこで話し合うポイントは、・家族の役割分担・災害時の連絡方法と避難場所の確認・家の回りの危険箇所チエック・家具の安全な配置と転倒防止策・非常時に持ち出す品物のチエックなどが考えられます。
 幸いとは言えませんが、私たちは北海道東方沖地震や釧路沖地震を経験し、得難い教訓を持っています。これを十分に活かして家族ぐるみで備えたいものです。

                                                                                          
 落石東に住む廣田節子さんは、平成8年にご主人の仕事の関係で落石に引っ越ししてきましたが、根室は地震が多いと聞いて、さまざまな準備をしています。
「東方沖地震の時は、西春別駅前に住んでいました。物が落ちたり家具がずれるなどの被害はありましたが、家のそばに川があったりで、それほど苦労はしませんでした。でも、ここに越してきて当時の話を聞くと、断水でずいぶん大変だったらしく、いろいろ用意するようになりました」
 廣田さんが用意しているのは、ポリタンク・常備薬・防寒衣・毛布・簡易コンロ・ヤカン・非常食料など一式が物置に収納されているほか、寝ている押入れにも懐中電灯や電池を置いて万全を期しています。
 「住んでいるのが借家なんで、家具を止めたりはしていません。転勤がある仕事なので、物も少ないですし。特別なことはしていませんよ」とけんそんします。
 このほか、自家用車のトランクにもある程度の備えを積んでいるそうで、驚いたのは飼っている猫のペットフードまで備蓄していることです。
 「災害そのものを防ぐことができない以上、その後の対策が大事ですよね。いざという時、実際に役立つこともありますが、用意をしていることによる気持ちの余裕が大きいと思います」と備えの大事さを教えてくれました。


根室市の災害の歴史 これだけは準備しよう




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