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学芸員日誌




 
エゾユキウサギ (平成15年3月号)


 ウサギ目は、世界中で南極大陸を除いて2科58種が生息しています。その内、北海道には2科2種が生息しています。以前にこの欄で北海道には3種類と書きましたが、移入種のカイウサギをいれての事でこの種は渡島大島に生息しています。在来種の1種は、ナキウサギで大雪山や日高山脈などの高山に生息していてもう1種、エゾユキウサギは全道各地に生息しています。
 今年度は、根室市内で哺乳類調査を行っていますが、エゾユキウサギは意外と最近見かけることが少なくなったようです。私が生れたO町では、幼少の頃は至る所にいて、豚肉も牛肉も少なかった時代ですから、カレーにはウサギの肉というのが定番の時代でした。それほどたくさんいた動物で、多分根室でも同じだったろうと思います。減った理由は、定かではありませんが代わりにキタキツネが増えた事も一つの要因だろうと思います。狩猟の捕獲数から見た全道のキタキツネの生息数では、私の幼少の頃が全道で500頭ぐらいだったものが、最近は1万頭を超えています。
 ウサギは草食獣で何年かおきに個体数が変動します。つまり、増えたり減ったりします。それを捕食するキツネも各年間の個体数は変動します。有名な例がカナダのオオヤマネコとカワリウサギの例です。しかし、何らかの原因で片方が増え続けると片方は低レベルのままです。それが何であるかの追求は、1年や2年では見えてこないものの、10年、20年の単位では、そのからくりが見えてくるものがあるかと思います。

                   (主任学芸員 近藤憲久)





東海国有林で見られる足跡


 
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