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学芸員日誌


                       ろ   し   あ   こく ひょう はく きき  がき
 光太夫らの漂流記 『魯 西 亜 国 漂 舶 聞 書』

(平成15年6月号)



 今、 ラクスマンに伴われて根室に着いた大黒屋光太夫がちょっとしたブームです。 吉村昭は小説 『大黒屋光太夫』 を書き、 日本評論社からは 『大黒屋光太夫史料集』 全4巻が刊行中です。 また当室では 『ラクスマンの根室来航』 を発行しました。 さらにNHK 「その時歴史が動いた」 でも取り上げられ、 根室の小市慰霊碑が全国に紹介されました。
 吉村昭は、 史料 『魯西亜国漂舶聞書』 を読んで、 小説 『大黒屋光太夫』 の執筆を思い立ったそうです。 私も10年以上前にこの史料を見て、 その重要性と面白さに気づき、 準備室紀要に 「ラクスマン来航についての重要史料」 として一部を紹介しました。
  『魯西亜国漂舶聞書』 には何枚もの絵があって、 他に書かれていないことが沢山出ています。 それは、 光太夫と一緒に帰還した磯吉からの聞き取りが基になっているからなのです。 例えば、 別海のニシベツに上陸し日本人から食事を出された時、 ロシア人は食べ散らかしたが、 光太夫らは箸を上手に使ったので日本人であることを信じてもらえた。 函館では庶民が小舟でエカテリーナ号に見学に押し寄せたとか、 ロシア人が磯吉に遊女を世話してほしいと頼んだ…等々です。 この 『魯西亜国漂舶聞書』 は、 『大黒屋光太夫史料集』 第2巻に全文収められていますので、 興味のある方は図書館で御覧になってください。
 また、 6月に行われる根室ロシアフェスティバルでは、 講演会、 ラクスマン史跡散歩、 映画 「おろしや国酔夢譚」 上映などの催しがありますので、 是非参加してください。
  (主任学芸員  川上  淳)
 



漂着したアリューシャン列島のアリュート族の舟を、 磯吉が帰国後作製した図


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