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平成14年度 市政方針
市民が主役まちづくり


 平成14年第一回根室市議会定例会が3月4日から開会し、本会議冒頭で藤原市長は、本年度の市政執行の基本姿勢と主要な施策について述べました。
 今月号では、その概要についてお知らせします。


<平成14年度 市政方針>

−はじめに−

 私は、 平成10年9月に市長として就任以来、約3年半、 市議会議員並びに市民の皆さまのご支援、 ご協力を賜りながら市政の執行にあたってまいりました。
 私の任期も約半年となり、さらなる市政発展のために誠心誠意、努力してまいる所存でありますので、引き続き皆様の格別なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。
 さて、新世紀もあけて2年目に入りましたが、引き続く景気低迷など一行に景気回復の兆しが見えてこない中で、国は、昨年6月、政府の経済財政諮問会議において「今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」いわゆる「骨太の方針」を打ち出し、聖域なき構造改革に取り組んでいるところであります。
 この「骨太の方針」では、私ども行政に携わる者にとっても大きな転換期となるような、これまでの「均衡ある発展」から「個性ある地方」の自立した発展と活性化を促進することが重要な課題であるとされ、このため、速やかな市町村の再編あるいは受益と負担の関係を明確化するとの観点に立ち、地方財政の建て直しを行うこととされております。
 このことは、国の地方に対する関与を縮小し、国庫補助・負担金の削減とともに、地方交付税制度の見直し、さらには、地方分権一括法の施行により国や道からの事務事業の権限移譲など、これからの市町村行政は、いかにすばやく自主・自立を進め、足腰の強い自治体として生まれ変わっていくかということが求められているところであります。
 今後の市政執行にあたっては、行政と市民の役割、市と国や道との役割などしっかり受け止め、当市として国や道に対して言うべきことは明確に主張してまいりたいと考えております。
 私は、残された任期の中で、自主・自立の根室を目指し、市民一人ひとりの福祉の向上を願い、全力を尽くして市政執行に取り組んでまいる決意であります。


−市政執行の基本姿勢−

 私は、これまで「まちづくりの主役は市民である」との基本理念に立って行政を推進してまいりましたが、これからは本当の意味での「市民が主役」であるとの活動、例えばボランティア活動やNPO(民間非営利団体)といったような、市民が自ら考え、行動できるような環境整備に努めてまいります。
 また、当市の経済情勢は、「北方領土」という特殊な要因を抱え、様々な国際漁業規制の中で、水産業及び関連産業の不振などから、長期にわたって低迷しており、まさにデフレスパイラルに突入しつつある日本経済情勢以上の深刻な状況にあります。
 この様な経済情勢の中で、取り組まなければならない課題は多岐にわたっておりますが、一つひとつ着実な解決に向け、歩みを進めてまいりたいと考えております。
 私は、 このような観点から、平成14年度の重点施策として

(1) 基幹産業の振興
(2) 行財政改革の着実な推進
(3) 市立根室病院の経営健全化
(4) 北方領土問題解決の促進

の4点を最重点課題として位置付け、 全力を尽くして取り組んでまいります。
 平成14年度の予算編成にあたっては、国の構造改革における地方財政の影響や、市税の減収等により、極めて厳しい状況の中、一般会計の予算規模は178億5千6百万円、前年度対比2億8千5 百万円、1.6%の減少となったところであります。

                                        
 また、全会計でも337億6千9百万円余、前年度対比6億2千1百万円余、1.8%の減少になったところであります。
 今後においても、極めて厳しい財政運営を余儀なくされる中で、各分野にわたり聖域を設けない多角的な視点で歳入・歳出全般にわたって不断に見直しを行い、限られた財源の効果的配分に努めてまいります。
 一方、近年における市町村行政を取り巻く環境も大きく変化してきております。
 それは市町村合併であります。
 私は、市町村合併は合併による市民福祉の向上が基本であると考えております。
 しかしながら、この合併問題は市民生活を大きく変化させるものであり、根室支庁管内では昨年6月に行財政検討会議を立ち上げ、現在将来におけるまちの姿を予測推計しながら、それぞれのまちにおける検討素材とするための調査研究を行っているところであります。
 今後、これらを含めて市町村合併に関し、広く市民への情報提供を図ってまいります。

平成14年度 各会計予算額
一般会計 17,856,000千円(△ 3.0%)

特別会計 交通共済 11,483千円(△33.2%)
国民保健 3,447,147千円(△ 5.6%)
老人保健 3,112,286千円(△10.5%)
土地取得 614千円(△15.3%)
汚水処理 45,799千円(△11.2%)
農業用水 54,885千円(△ 5.8%)
介護保険 804,434千円(△13.7%)
7,476,648千円(△18.7%)

企業会計 港  湾 419,845千円(△11.5%)
水  道 1,583,617千円(   6.2%)
下水道会計 1,919,429千円(皆  増)
病  院 4,513,762千円(△ 0.8%)
8,436,653千円( 29.4%)

合 計 33,769,301千円(△ 0.1%)

※( )は前年度当初予算との比較増減

<教育行政方針>

 「人間性豊かな人づくりと創造性を育むまちづくり」を目指し、

1.地域の特性を生かし、豊かな心と創造性を育む教育の推進
2.学校・家庭・地域の連携を深め、活力のある生涯学習社会の推進
3.郷土に根ざした芸術・文化の振興
4.スポーツ、レクリェーション活動の振興

を柱として、諸施策を展開してまいります。


−地域の特性を生かし、豊かな心と創造性を育む教育の推進−

 各学校が創意工夫を行い、特色ある学校づくりを一層推進する中で、基礎・基本を確実に習得した上で、実際に生かしていく力、自ら考える力の育成に努めます。
 また、学校・家庭・地域の果たすべき役割を明確にし、地域に開かれた学校づくりを目指します。

●教育課程の改善
●学習指導の充実
●心の教育の充実
●保健・安全教育の推進
●国際理解教育、情報推進の推進
●北方領土学習の推進
●特殊教育の充実
●学校設備の整備充実
●教職員の資質の向上


−学校・家庭・地域の連携を深め、活力ある生涯学習社会の推進−

 「いつでも、どこでも、だれでも」が学びあえる生涯学習社会の構築に向け、地域住民の意向を的確に把握し、「根室市社会教育計画」を基本とした各種事業の一層の充実を図ってまいります。

●公民館活動の促進
●青少年教育の推進
●学校週5日制の対応
●男女参画型社会への取り組み
●勤労青少年活動の推進
●図書館活動の推進


−郷土に根ざした市民文化の振興−

 優れた芸術、文化の鑑賞機会の充実に努めるとともに、郷土の豊かな自然を守り、次代を担う子供たちへの歴史講座等を開催します。

●郷土の歴史の継承と文化財保護


−スポーツ、レクリェーション活動の振興−

 幼児から高齢者まで、多くの市民の皆さんが「いつでも・どこでも・だれでも」日常生活の中で気軽にスポーツを楽しむことができる「スポーツの生活化」を促進します。

●スポーツ施設の整備充実


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