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「昆布を採るなら
だれにも負けない」



歯舞漁協昆布漁業部会長
小 田 島 春 雄
 
さん
        珸瑤瑁在住
 
平成10年6月号 


  「もう50年もやっているんだ。この付近の海は庭みたいなもんだよ」と自信に満ちたセリフは、歯舞漁業協同組合の昆布漁業部会長で、400戸を超える昆布漁業者のリーダーとして活躍する小田島春雄さんです。
 小田島さんは3代目で先々代からの生粋の昆布漁師。小さい時から船に乗って手伝い、17歳のころには、もう一人前だったそうです。
 小田島さんが活躍し始めたころは、協定も締結されておらず、漁は常に、だ捕と隣り合わせ。ご自身のだ捕経験は無いものの、危険な場面は数知れなかったとのこと。
 「霧の中、ソ連の監視船のエンジン音が、ゴーゴーと聞こえて来るんだ。そりゃ不気味さ。でも若かったせいか、自分は絶対にだ捕されないと信じていたな」。
 このような中、昭和38年、当時としては、異例の民間協定が締結され、安心して昆布採取ができるようになり、この後、貝殻島の昆布採取は最盛期を迎えます。
 しかし、ここ数年は生産量がダウンし続け、不振の貝殻昆布漁。
 資源減少の原因を伺うと「海の色が昔と違う。やっぱり汚染されているんだな。『採りつくしたのでは』と言う人もいるが、俺はそうは思わない。最近は、沖へ行っても前浜と同じような海の色だ。いろいろ便利になったツケが海に回ったのかもな」と心配顔。
 昔ほどの資源量ではないものの、小田島さんは、人の2倍も3倍も昆布を採ります。その秘訣は「まず経験と、人には絶対負けないという頑張りだね。今は、息子と一緒に沖に出ているが、沖じゃ息子もライバルさ。息子は力で採るけど、俺は勘で採る。」と力強い言葉が返ってきます。
 そんな小田島さんですから、周囲からの期待も大きく、今年4月に発足した昆布部会の部会長として、資源管理から製品化、消費流通までの全てに頭を悩ませます。
 最後は「地元で、もっと食べないと。自分で食べて、『おいしいぞ!』と他人に進めることが大事」と消費拡大のPRでした。


 
【プロフィール】

 ■おだじま・はるお(62)
  昭和11年4月根室市生まれ。
  家族は妻、息子夫婦と2人の孫の6人家族。
  船の名前は「第38栄宝丸」
  楽しみは、オフの温泉と昆布を採ること。
 
 
【インプレッション】

 インタビューを始めて、2時間があっという間に過ぎました。言葉の端々から、昆布漁にかける思いが伝わってきます。小田島さんの歴史は貝殻島昆布漁の歴史そのものかもしれません。今年の豊漁を祈ります。




 

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