ホーム専門情報イベント情報へくらしの情報へ根室市の情報へお問い合わせはこちらから
現在の位置: ホーム > 専門情報 > 広報ねむろ > 広報ねむろ 記事
学芸員日誌


馬の骨格 (平成15年9月号)

 馬は陸の動物です。それが海から揚がったとしたら?それも頭骨の一部分だけ揚がったとしたら?誰しも海の動物の図鑑を探すのではないでしょうか?
 先日、東京のTさんから、ある頭骨の一部分と第一頸椎(環椎)の写真が送られてきました。拾った場所は、落石の海岸です。頭骨は、長さが約30cmで、歯はなく、臼歯から先端部分は欠如しています。しかも、海に洗われて頭骨の全体があるように見えます。さぞかし不思議に思って鑑定に出したのだろうと想像します。
 落石の海岸と聞いて、多分ウマの骨格と思い、生物標本室でウマの骨格と照らし合わせたら、一致しました。根室半島は、海底が隆起して大地が出来た所です。根室半島やユルリ・モユルリ島は、テーブル状の地形で、海に面している所では殆ど崖になっていて、ウマが縁に行くと崖崩れなどで落ちる場合があります。私の知るかぎりでは、馬は立ちくらみのしそうな所にも平気で草を食べに行きます。過去20年で、ユルリ島で死んで海に浮かんだ馬を2度見ています。ユルリ島のほか、花咲港や別当賀でも海岸近くまで行けるようなところで馬を飼育していますので、海に落ちて、そこから流れたのではないかと思います。
 今回は事なきを得ましたが、何を持ち込まれるか分からないので、まだまだ修行せねばと思った次第でした。
 (主任学芸員 近藤 憲久)
 





前にもどる ページの先頭へ



ホーム | サイトマップヘルプご意見・ご要望 

【分野別メニュー】 専門情報 | イベント情報 | くらしの情報 | 根室市の情報

〒087-8711 北海道根室市常盤町2丁目27番地 電話 0153-23-6111(代表)
メール
ホームページについてのお問い合わせは、総務部情報管理課まで

Copyright (c) nemuro city All Right Reserverd.